はじめに:気になるあの人の気持ち、占いたくなるのは当然だけど…
恋愛で悩んでいるとき、「相手はどう思ってるんだろう?」と気になりますよね。
そしてタロットカードに手を伸ばし、「相手の気持ち」を占いたくなる…これはごく自然な流れです。
でも実は、「相手の気持ち」をタロットで占うのはNG」と言われることがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、その理由と本当に効果的なタロットの使い方について、わかりやすく解説します。
なぜ「相手の気持ち」を占ってはいけないのか?
1. タロットは「内面を映す鏡」であって他人の心を読む道具ではない
タロットカードは、「占う人の潜在意識」や「今の状況」を映し出すツールです。
つまり、自分自身の心の状態や、どう動くべきかのヒントを得るために使うのが本来の目的。
他人の気持ちを100%正確に知ることは、たとえプロの占い師でも難しいもの。
カードに映るのは“あなたの視点から見た相手像”であって、相手の真実とは限らないのです。
2. 相手の気持ちを占うことで依存しやすくなる
「相手は私をどう思っているの?」「あの人の本心は…?」と、何度もカードを引くうちに、
自分の行動を“相手の気持ち”次第で決めてしまうようになることも。
これは、判断をカードに委ねすぎてしまう「占い依存」の第一歩です。
3. 相手のプライバシーを侵すことにもなりうる
タロット占いを通して「勝手に相手の内面を覗く」ことは、ある意味で相手の境界線を超えてしまう行為とも言えます。
倫理的な観点からも、「相手の気持ちを勝手に読むことは慎むべき」という考え方があるのです。
じゃあどうすればいい?タロットの正しい活用法
1. 自分の気持ちや行動にフォーカスする
タロットは「今の自分がどう感じていて、どう動けばいいのか」を教えてくれるツールです。
例えばこんな質問に変えてみましょう:
- 私はこの恋にどう向き合うべき?
- このまま進むとどうなる?
- 自分は本当に相手を好きなのか?
こうした問いの方が、タロットの力を活かせるだけでなく、自分の成長にもつながります。
2. 不安なときこそ「自己対話」の道具として使おう
恋愛でモヤモヤしたとき、誰かに相談するのはもちろんアリですが、
タロットを使えば自分自身と冷静に向き合う時間を作れます。
1枚引きなどシンプルな方法でもOK。
自分の心の声をカードを通して受け取ることで、少しずつ落ち着きを取り戻せるかもしれません。
3. プロに相談する場合も「聞き方」を工夫しよう
どうしても占い師さんに「相手の気持ちが知りたい」と思うときは、
「相手の気持ちを知りたい」という言い方ではなく、
「どうしたらこの関係をより良くできるか」「私はどう行動すればいいか」といった質問に変えるのがおすすめ。
プロの占い師も、倫理的な観点から「相手の気持ち」は濁して答えることが多いです。
良い占い師さんは、あなた自身の未来にフォーカスしてくれるでしょう。
実際の失敗例:相手の気持ちを占いすぎて見失ったもの
占いジプシーに陥ったAさんの話
Aさんは、片思いの相手が自分をどう思っているのか気になり、
毎日のように複数の占い師に相談していたそうです。
その結果どうなったかというと…
- 毎回違う結果に一喜一憂し、どんどん不安に
- 相手と自然に接することができなくなり、関係がぎこちなくなる
- 最終的には自分でもどうしたいのか分からなくなった
「相手の気持ちばかり」に目を向けすぎると、本当に大切な“自分の気持ち”を見失ってしまうのです。
まとめ:タロットは「自分を知るツール」として使おう
最後にもう一度まとめると…
- タロットは他人の心を読む道具ではなく、自分と向き合うための鏡
- 「相手の気持ち」を占うことは、依存や迷いを招くリスクがある
- 自分の気持ちや行動にフォーカスすることで、より建設的な未来に向かえる
恋愛で悩むのは自然なこと。
でも、“相手を知る”より“自分を理解する”ことの方が、幸せな恋には近道だったりします。
タロットの本当の力を、ぜひ自分自身の味方として活用してくださいね!